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ガス乾燥機(リンナイ乾太くん)設置 DIY (埼玉県日高市)

  • 執筆者の写真: SELAM dryflower
    SELAM dryflower
  • 2022年5月15日
  • 読了時間: 6分

更新日:2022年9月24日

乾太くんを使いたい!

自宅に乾太くん(RDT-80)を設置して早1年が経ちました。


ガス工事を除き他の工事(排湿管設置・設置台製作・ガスコンセント増設)をDIYしたので紹介したいと思います。


導入経緯ですが、我が家は薪ストーブがあるので冬(11~3月)は室内に干しておけば勝手にからっからに乾きます。



しかしながら、子供(当時6歳)が花粉症になってしまい、3月~5月まで外に洗濯物を干せない、それに続いて梅雨、さらには秋雨の生乾き臭・・・

1年の約半分の時期で乾燥機が必要な状況になってしまいました。

もう買うしかない!と思い購入を決心した次第です。



購入するタイプの選定

まずはここからです。

3kg、5kg、8kgと大まかに分けて3つの大きさがありますが値段も大きさもさほど変わらないという点と、洗濯物がぐるぐる回っているところが見たい(実際はそんなに見えません)ということで8kgのタイプに決まりました。




設置場所の選定

もちろん脱衣所、洗濯機の上なのですが本当に入るのかをカタログを見ながら調べていきます。


カタログ値

高さ : 72.9cm(68.4+4.5cm)

幅  : 74.0cm(65+9cm)

奥行 : 64.1cm

とのことですが・・・

なかなかの存在感です (笑)


ここに設置・・・するしかない

数値上は何とか入るようです。

扉を開けても壁(実際は配電盤が飛び出ている)との離隔は100mmほどあります。

カタログを見たり施工事例を見ると上下左右、背後の離隔もほとんどいりません。


家を建てたときにつけてもらった棚ではとても支えきれませんのでこれを撤去してラックを設置しようと思いカタログにあるラックの値段を調べたところ・・・

高い・・・

基準は個人差があるでしょうが私としてはそう思ってしまいましたので自分で作ることに。




段取り

設置までの段取りをします。

1 既存棚の撤去

2 ラック(棚)作成、設置

3 排湿管の設置

4 ガス配管の通し線(紐)の設置

5 コンセント替え(ガスコンセント一体型への交換)

6 本体設置(ガス工事) ←ここだけガス屋さん


工程は多いけど頑張ろう!アイキャンドゥーイット!



既存棚を撤去


設置するにはもっと広いお立ち台が必要。

お世話になった大工さんの顔を思い浮かべ、すみません。と思いながら笑顔で切り飛ばします。

いきなり半分以上なくなった写真ですみません。

これを全部撤去すると・・・


こんなことに。

当たり前ですが穴が開いたり、漆喰が塗っていないところがでてきたり。

穴は端材をきつめにカットして突っ込みました。

石膏ボードむき出しのところは・・・乾燥機で隠れるので放置しました(笑)

これがDIYのいいところ。




ラック(棚)作成

乾燥機が乗るだけのラックではなく今まで脱衣所の収納が足りていなかったのでそれを解消するために棚を作ることにしました。


使用した材はビバホームの無垢ボードです。

湿気のあるところなので表面の仕上がりは気を使った方が良いところでもありますが、家全体の統一感ということで表面は木にしました。





安定の青空木工です。

棚を設置している最中に平行してガス屋さんの現地調査に来ていただいた際に問題が発生しました。

カタログに掲載されている上部の離隔がほぼない写真を参考に上部離隔をほぼない(50mm未満)

状態にしていましたが、設置の際は100mm以上、理想はもっとたくさん(手が入るくらい)ないと設置ができないとのことでした。

確かに…カタログに載っていたりするのは新築だったり、サービススペースがあるし・・・


計画を変更して作った棚の上部を切り飛ばし50mmほど短くしました。

その結果ギリギリ干渉しないと思っていたコンセント部が丁度台座(お立ち台)の高さに・・・欠き取って対処しました。とにかく。これで本体をおけます!



排湿管の設置

ガス乾燥機には排湿管という屋外に湿気を含んだ空気を排出するための配管が必要です。

まずは現調ということでお風呂場の上に入ります。ゴソゴソ。




いろいろと入り組んでいます・・・

既設のケーブルや管、構造材を避けながらの最短経路を探します。

結果、2mまで伸びる蛇腹とKPパイプをつなぐことに。



径は80Φと100Φどちらでもいいようですが100Φを選びました。

またガラリも汎用品でよさそうな気がしますが、ガス会社営業の方曰く専用の物でないと本体エラーが出て使用できなくなることがあるとのことでしたのでカタログに載っているものを選びました(蛇腹セットの物)。


部品の調達を済ませたらいよいよ設置作業です。

まずはガラリの設置、外壁に穴をあけます。





110Φほどのホールソーがあれば一発ですが、用意がなかったのでドリル、ジグソー、手ノコを駆使して開口しました。



途中ありません・・・いきなりついてます。

周りにはもちろんコーキングを施してあります。水切り口は塞がないよう注意です。


外部が終わったら天井も開口します。

カタログを参考に本体の離隔距離を計算して配管がどこを通るのかを計算します。



職人さんが塗ってくれた漆喰の天井・・・

穴をあけるのは気が引けますが・・・

上手く配管を通せました。

本体の設置が済むまで養生テープでふさいでおきます。

後は天井裏で配管を順番につないでいって配管作業は終了です。




ガス配管の通し線(紐)の設置

ガスコンセントは通常であればガスの取口が一つだけの物を乾燥機設置工事をするときに同時に施工してくれます。

しかしながら、私は外壁側の壁にポツンとコンセントパネルが設置されるのが嫌でした。

その方法が配管の引き回しなどを考えずに壁を貫通させるだけで済むので手間がないのはわかります。

私の理想は既存の洗濯機用のコンセントにガスコンセントを増設する。

そっちの方がスマートだし「後から付けました」みたいな感じがしなくていいなと思ったからです。


その意向を設置を依頼していた業者さんに確認すると「そういう工事は通常していない」との返答…

なんとなく勘付いていましたが「めんどくさい」と言われたようです(笑)


おそらくガス配管を引くために天井裏だとか床下だとかに潜るのが嫌なんでしょう?

というより「合わない」んですよね。

ここで引き下がるわけにはいきません。ここはホリウチ家。

私が段取りしておきますのでやってもらえませんか?という交渉をしてなんとかOKになりました。


以前は通信インフラの施工をしていましたので天井裏、床下。狭くて暗い場所はホームです。

早速調査をしてみると…



業者さんが懸念していた「曲がり」(最小曲率半径の事)も全く問題なしです。

ということで床下(ユニットバス下~既存コンセントまで)に通し線を敷設しました。



設置工事当日壁から配管を入れてもらった後に私が床下に潜り通し線につないでコンセントから引っ張れば(私は床下で線を送る)万事OKという算段です。

壁の向こうからいろいろ聞こえてきましたが聞き流しました。


これですべての準備が整いました!

設置工事を待つだけです。



ガス乾燥機設置

流石はプロ。

いろいろと注文を付けましたが順調に作業は進み…



設置完了です!

床下に潜ったりしていたので途中経過がありません(汗)



少しばかり計画と違うところがあったり工程が多かったもののちゃんとガス乾燥機が我が家で使えるようになりました。達成感、満足感に満たされる瞬間です。

DIYの醍醐味ですね。



もうそろそろ1年たちますがヘビーユースにも耐え活躍してくれています。

検討している方は棚の製作も視野に入れてみてはいかがでしょうか?



作業日数 6日


・1日目:現調

・2日目:棚の撤去、

・3~4日目:棚の製作、設置

・5日目:排湿管設置、通し線の敷設

・6日目:本体設置工事



本DIYで使用した主な道具・工具達

・インパクトドライバー(マキタTD170D)

・丸ノコ(マキタHS631D)

・ドライバドリル(マキタDF458D)

・ジグソー(マキタJV182D)













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