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薪棚DIY【9】 木工事 屋根 (竹) 前編(埼玉県日高市)

  • 執筆者の写真: SELAM dryflower
    SELAM dryflower
  • 2022年10月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年11月7日

屋根

やっと屋根まで来ました。

屋根はさほど重くないだろうと思い垂木はケチってインニッサン、下地は12mmのベニヤです。

とりあえずルーフィングを巻いて屋根材について考えます。



屋根材は何にしようか・・・

昨年作った「薪小屋」の屋根材はガルバの波板(無塗装)を使用しました。

波板は小屋などを作るのであればケラバや棟の処置をせずに使用できていいのですが、如何せん夏場のギラつく感じがすごいなと感じています。


薪小屋は南向きの屋根ですが、今回の薪棚は雨を自分の敷地向けに落とすために北向きの屋根(リビングから屋根が見える)の設計です。


ガルバ無塗装を屋根材にすると夏場のギラつきがすごそうだと容易に想像がつきます。

それにそこそこの面積があるので数万円はかかりそうです。

(3坪の薪小屋は確か3万円ほどかかったような・・・)


できるだけやすく、しかもギラつかず、とにかくいい感じのやつはないだろうかとwebで探していると・・・




竹!!!

参考文献は少ないものの施工している先人方がいらっしゃいます。


竹といえば放置された竹林の処置に困っている人が少なからずいるはず。

きってもきっても生えてくるからきっともらえるはず。

なんといっても見た目がいい。

当時はそんな言葉はなかったけど間違いなくサステナブル。


こうして割とすぐ屋根材は決まったのでした。

(ものすごく手間のかかる材とはこの時はまだ知りません)




資材集め


竹林を所有のご近所のおじいちゃんに声をかけたところ

「ごにょごにょ・・・もってけぇぇ・・・ごにょごにょ」

とおっしゃって頂いたのでお言葉に甘えて伐採をさせていただきました。

田舎素晴らしい!


中が空洞とは言えこれくらいの長さになると結構難儀します。

倒す向きとか考えないと手が付けられなくなります。

倒したのちにまっすぐ後ろに引けるスペースがある向きに倒しました。

その後枝を落として軽トラで運べる長さに切っていきます。


あーだこーだ半日ほど頑張って屋根材確保しました!





竹ぱっかーん

って言いますよね。

言うかどうかは置いといてそういう風に簡単に割れるイメージありますよね?


ところがどっこい。

そんな簡単には割れません。

節が1、2個ならわれるでしょうけど屋根材に使おうとしている1500mmほどの物はそうではありませんでした。


どのように割ったかというと・・・

まず鉈で真ん中を狙ってえいや!




お手製の棍棒(いまどきバトニングロッドとかル○シールとかおしゃれな呼び名があるようですが・・・)

で刃先と柄をこれでもかと叩きます。

周囲にこだまするバトニング音、耳もいたい、手も痛い。

1本目を割り切るのに何分かかったでしょうか。

何度か天を仰ぎ見ます。


ぱっかーんできたらそこでおしまいではなく節を取らなければいけません。

雨が流れないといけないしそもそも節があると互い違いに組んでいけません。



棍棒1を節にあてがいそれを棍棒2で叩いて節を砕いていきました。


・・・控えめに言ってしんどい。


チェンソーで一日中玉切ってるよりも手がびりびりします。


うーん。

薪棚の屋根を全部埋めるにはざっと160枚(4つ割りでも40本)用意しないといけません。

どうしたものか。


ちょっと作戦会議。


~後編に続く~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


○作業日数 2日

1日目:伐採、運搬

2日目:試し割


○本DIYで使用した主な工具達

・ハスクバーナ 440eⅡ

・鉈(片刃)

・棍棒(中)、棍棒(小)

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