薪小屋DIY【3】基礎作り 遣り方~生コン打設 (埼玉県日高市)
- SELAM dryflower
- 2022年3月19日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年4月5日
2017年 5月

遣り方
「やりかた」って何?
もちろんそこからです。
我ながら何も知らないのによくやったなと思います。(笑)
薪小屋を作るにあたって必要な基礎のレベル出し(水平)をしていく工程です。
基礎には羽子板付きの束石と鋼製束を使用することにしました。
まずは束石のレベルを出して土台の敷設後に束石間を鋼製束で受ける設計です。
なぜそうしたのかは…?
おそらく全部の束石のレベルを出すのが大変だし、全部を鋼製束にするのは心配だったから?だと思います。 いろいろ調べてみたものの実際やってみないと分かりません。
きっとこんな感じだろうでやってみた遣り方がこちら…

筋交いもないし杭の根入れも足りずに結構ガタガタしていたような気がします。
また、スペースにも余裕がないです。
精度はもちろん後の作業性に直結する工程なので手間や資材を惜しむのはダメだと身をもって知ることになりました。
束石の位置決め

続いて張った水糸を基準にして束石の位置を決めて高さと水平を出していきます。
使用する束石は10個、一つずつ微調整していきます。
高すぎたり、低すぎたり、傾いていたり何回もしていると途中で「まぁ、いいか」になりかけましたが後のことを考えて頑張ります。

できました!
きれいにものが並んでいるというのは気持ちがいいですね!
まだ途中なのに妙に達成感がありました(笑)
生コン打設準備
続いて生コン打設の準備です。
型枠とワイヤーメッシュを設置します。

今見ると型枠も決壊しないでよかったな…と思います。
物事を舐めてかかると大変なことになりますが、生コンはそれが顕著です。
準備は念入りに、何度もイメージ、確認しましょう。(←自分に言ってます)
メッシュは入れなくてもよかったなーと思います。
どこを調べてもそういうものだ!という感じだったので盲目的に入れました。
所説ありますが、打設厚(100mm)が薄いので入れることによって逆に割れるとか、そもそも割れ防止に対するエビデンスがないとか…
DIYの範疇でクレームの心配がなく、割れても別にいいというならば入れなくても良いかとおもいます。
※ちなみに数年経ちますが今現在割れはありません。
生コン打設!
いよいよ打設です。人生初生コン(配達)で寝られなかったのを覚えています(笑)
今回必要な生コンの量は約10平米×10cm=で1立米です。
当時資材もなく、1立米から配達がお願いできると聞いたためそのようにしました。
配達をお願いすると完全に自分のペースというわけにはいきませんので気持ちに余裕が欲しい場合は自分で作った方が良いかもしれません。
配達のメリット、デメリットを記載しておきます。
メリット
1 自分で作る必要がない(時間、労力)
・作る時間、資材を買いに行く時間、労力(運搬重量2t超)を節約できる
・手練はものすごく疲れます。慣れていないとこの面積でさえ1日で終わらないと思います。
2 品質が安定している
材料がしっかりと混ざっているため手練りのように強度不足の心配がありません。
3 お金の節約
ホームセンター等で同じ量を作るための材料を個別にそろえると倍以上します。
デメリット
1 入念な準備が必要
配達に来てもらっているとなるともたもたしているのは失礼な気がします。段取り良く作業ができるよう
に入念な準備が必要。
2 時間に余裕がない。
生コンが出来上がっているのでもたもたしていると固くなってしまいます。
次から次へと流れてくる生コンを運んで押さえなくてはいけません。素人一人では非常に厳しいです。
強力助っ人?
私が生コンの打設をDIYで初挑戦しようと決心できた理由にサポートがあったことが挙げられます。
齢80歳近くにはなりますが、現役時代は関東一円を股にかけ、別荘などの難しい基礎を何百とこなし、はたまた某街道を作る。などなどいくつもの武勇伝(本人談)を持つ近所のおじいちゃんの存在です。
おそらく私一人で打設したところで惨事になっていたと思いますが、適時適切なアドバイス、サポートがあったため多少雨水がたまるくらいで済みました。本当にありがたいことです。

すみません。いきなり打設後です。
生コン打設は嵐のように過ぎ去っていきますので、写真を撮っている暇がなかったのだと思います。

数日養生して土台敷きの作業に入ります。待望の木作業です!
作業日数3日
1日目:遣り方~束石の設置
2日目:束石の位置決め~型枠、メッシュの設置
3日目:生コン打設