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薪小屋DIY【6】屋根~完成(埼玉県日高市)

  • 執筆者の写真: SELAM dryflower
    SELAM dryflower
  • 2022年3月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年4月5日

2017年 8月

薪小屋DIY 屋根 垂木


建て方が終わりましたので屋根工事にはいります。

垂木はインゴ(45mm)角を455mmピッチで留めていきます。

上に乗る屋根材も大した重さではありませんし、軒の出もさほどではないため十分です。

母屋と垂木はビスだけでは少し心配(後々強風が吹いたときにコーススレッドが折れて屋根が飛んで行ってしまう想像をするだろうなと思いまして…)だったので金物も併用して留めています。

金物には釘が付属していましたが、施工性を考えてコーススレッドに変えています。





屋根は二寸勾配にしました。

いろんな文献を参考にしましたが、とにかく当時は強風で屋根が飛んでいく想像が頭の中に渦巻いていましたので影響が少ないように、しかし勾配が緩いと雨漏りもするということで二寸勾配にしたと記憶しています。


二寸勾配とはいえ小屋裏がそれなりの高さ(728mm)になっていろいろと収納できます。

3.6メートル以内の材木置き場として使用しています。


2022年現在の薪小屋、四十雀も毎年来てくれます。



薪小屋DIY 屋根 下地(針葉樹合板)

破風板、鼻隠しをつけて枠を作ってから垂木の上に合板を敷いていきます。

墨を付けてひたすらコーススレッドでとどめます。

台風でも飛んでいきませんようにと念じながら。(5年たちますが健在です!)




約3坪分張り終えました!

ここまでくるとあと少しで完成です。

達成感で自然と大の字(笑)


しゃがみながらの作業は膝パット必須ですね。

腰もいたいです。この時くらいから加齢を意識し始めました(笑)




ガルバリウム波板を張る



意外とコストのかかるのが屋根材です。

面積が大きくなるとそこそこのインパクトがあります。

3坪の屋根周りの費用は5万円~くらいでしょうか。

留めるためのビスもしっかりしたものを買うとさらに高くなります。

コスト削減のために私が選んだのはこれ↓


しっかりしたパッキンの入った波板用のコーススレッドの1/10くらいの値段で買えます。

ひたすら金づちでトントンします。

安いのですがビスに比べて固定力は弱いので幾分か多めに打ちます。



4,5山毎、455ピッチで打ちました。軒は少し多めに。

勾配が緩いので重ね代は余裕をみて1尺以上としました(推奨200mm)。

※2022年4月現在で雨漏り、屋根補修等ありません。




初板金

波板を張り終えたら続いて棟部(頂上部分)の雨仕舞いです。

同じくガルバリウムの板を用意して人生初板金に挑戦してみました!


気の利いた道具はなくペンチと金づちで何とか形にしました。

やり方が合っているかはわかりませんが役割は果たしてくれそうです!




雨樋の設置

雨樋はなくていいといえばいいのですがせっかくなので設置してみました。

調べてみると勾配は1/300ほど10mで3cmほどです。

鼻隠しの長さが3.64mほどなので約1㎝の高低差…

うーん…微妙…とりあえずつけてみました。


じょうろで水を流してみても大丈夫そうなのでよしとしました。

集中豪雨の時はどうなっているかわかりませんが雨樋もまだまだ健在です!





薪小屋ついに完成






ついに初めての建築構造物制作が終了しました!

全て一から自分で作った(一部手伝ってもらってますね)充実感をものすごく感じました。

やる気になればなんとかなる。ものづくりの楽しさに気付いてしまいました。


プロに任せればもっとしっかりしたものが早くできるのはもちろんですが、この楽しさを知ってしまった以上人に任せるのは勿体ないと思うようになりました。

考えを人に押し付けるつもりはないのですが、多くの人とこの感覚を共有したいと思っています。



作業日数 5日

1日目:下地合板施工

2日目:ガルバリウム波板施工

3日目:棟部板金加工、雨樋設置

4~5日目:塗装、細部調整



本DIYで使用した主な工具達 ・インパクトドライバー(マキタTD170D)

・丸ノコ(マキタHS631D)

・ドライバドリル(マキタDF458D)

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