収納(洋服棚製作)DIY (埼玉県日高市)
- SELAM dryflower
- 2022年5月31日
- 読了時間: 3分
我が家の家づくりの考え方
我が家の収納は多くありません。
というのも家を建てる時に作り込みをしないという選択をしたためです。
使うかどうかわからないものを最初から作ってもらってイニシャルコストがかかるよりも実際に住んでみて本当に必要なら作ればいいじゃないというスタンスだったからです。
当時も設計士さんにいわれましたが、建てておしまいではなく、建ててから家づくりが始まるというのが我が家の考え方です。
というものの、子供も二人になり衣類が増えてきました。
絶対的に収納が足りません。
収納がないということは減らすかそこら辺に放置されるかどちらか…
今回はまだ手を付けていない和室の押し入れ下に収納棚を作ることにしました!

材料の選定、調達
和室に製作するということであまりにも雰囲気を壊してはいけないと思いやはり無垢材か…
と思うもののあまり時間もかけてはいられないと思い材木屋さんにはぎ材をお願いしました。

無節ではありませんが、とてもきれいに作っていただきました。
ある程度の寸法も指定できるので手間が省けます。
自分でもこれほどきれいにはぎ板を作れればいいのですが…
しっかりとした場所と道具が必要ですね。
新しいことに挑戦!
早速製作に取り掛かりたいところですが…
ただ単にビス留めでは芸がないというよりも、何かに挑戦したいと思い考えたのが
アリ溝加工です。
ビスも最小限度で済みますし、一枚板のテーブルなどでも反り留めで使用される「蟻の吸いつき桟」の役目も果たすだろうということで挑戦することにしました。
本当にできるのか実際に加工をしてみます。
なんとかできそう・・・?
当時はルーターテーブルもなく何とか工夫して施工しました。
本番は勾配も付けてみることに。
本番!
実際の材を加工していきます。
確認を繰り返しながら慎重に加工を進めます。
時間はかかったものの、大きな失敗もなく順調に加工ができました。
続いては組み立てです。
材料も大きいので組み立て→搬入ではなく設置場所で組み立てるます。
枠の組み立て

最初はスーッと入っていきますが徐々にテーパーが効き始めてきつくなっていきます。
両方ともスギなので慎重に叩き込んでいきます。

うまく蟻が入りましたので続いて背板をいれていきます。
なぜか背板は桧。

枠組み完成です!
いきなりひっくり返って、棚も入って、幕板もついています。
早速衣類も収納。
このままでもよさそうな気はしますが扉をつけていきます。
扉の取り付け
スライドにも初挑戦でした。
いろいろ調べると全かぶせ、半かぶせ、インセットと大きく分類すると3種類あることがわかりました。
外側2枚は全かぶせ、真ん中2枚は仕切りが共通なので半かぶせにしました。

こちらも慎重に加工を進めていきます。
取説の行間を想像で埋めながら進めていくと・・・

ついに完成です!
初めてのこともあり多少時間がかかりましたがおおむね想像通りの棚ができました!
収納も増えたしスキルも向上した良いDIYになりました。
次があれば扉は框に挑戦してみたいところです。
作業日数 6日
1日目:材料カット、蟻加工試作
2~3日目:材料加工
4~5日目:組み立て
6日目:扉取り付け
本DIYで使用した主な工具達 ・インパクトドライバー(マキタTD170D)
・丸ノコ(マキタHS631D)
・ドライバドリル(マキタDF458D)
・電子トリマー(マキタ3707FC)
・卓上ボール盤+フォースナービット40mm