店舗DIY(3坪+ロフト)基礎その1 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年1月11日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年3月23日
まずは基礎作り
2022.7.22
ウッドショックの影響で遅れそうな構造材(製材)の発注を済ませ一安心したのも束の間、平行して基礎作りを始めます。
基礎といっても何かしらの基準を満たす仕様ではありません。
通常なら小屋、3坪という規模からしても大した基礎を必要としないのですが設計をして気になったのは地面からの湿気や外壁と基礎の取り合いです(雨仕舞)。
やはり扱う商品がドライフラワーなので完全に室内にする必要があり、欲を言えば高気密高断熱という今どきの住宅のそれを求めたいところです。
基礎を設計する上でいくつか問題点、課題↓がありかなり悩みました。
1 母家の下屋部分と干渉しないように各寸法、位置を設定する必要がある。
2 既存土間の上に基礎をつくる。ハツリたくない。
3 土間断熱をしたい。
いつもながら思考があちらこちらに跳躍し長考してしまいます。
時間はあまりありません。
とにかく手を動かそうという事で墨をつけてみることにしました。
墨出し
既存土間はハツらないと決めたのでここが捨てコンの状態になります。
基礎の位置出しをするのですがここで問題点の1を解消しなくてはいけません。
写真で見るとこの通り

丸で囲った部分の下屋軒が800mmほど出ていまして、店舗壁とのマージンがかなりタイトになります。
予想の壁仕上げ位置をレーザーで上げてみてマージンが100mmほどとれる位置に落ち着きました。

もちろんもっとマージンは欲しいところですが敷地内に納める(ケラバの出を含めて)既存土間の上に乗っけるという条件を付けるとこの寸法が落としどころといったところでしょうか。
この時は「仕方がないから」状態でこの後の施工(建て方や壁の施工)がどうなるかはあまり想像がついていませんでした…
配筋(振動ドリルやっつける)
墨を打ったら配筋です。
既存土間と立ち上がりをつなげたいため差し筋をします。
つなげるといっても通常の施工と比べて許容耐力(応力、引き抜き)が低いのは仕方ありません。
とはいえできるだけ多く差したいのでこれでもかとコンクリートドリルで穴をあけます。
手持ちの振動ドリルは真夏の熱気も手伝って火を噴きそうです。
休憩をこまめにとったりブロワーでモーターを冷やしながらごまかしていましたが…
後3本で終わる…というところでゴキゴキという異音が…やってしまいました。
差し筋をD13としたので下穴は18mm。振動ドリルのキャパオーバーでした。
性能限界は17mmまでだったので12mm→18mmと刻んでいたのですが…

なんとかならないだろうか…
子供のころからの悪い癖でとりあえず分解します。
ブッシュであったであろうものが粉々になって出てきました。
軸もぶれてるしゆっくり直している暇はない。
これはもう新調しないと。
40V震動ドリル調達!
今よりもスペックが高いものでなくてはいけない。
ハンマドリルが欲しいけど他にも使いたいから「振動ドライバドリル」じゃないとということで機種選定はmakitaの「HP001G」となりました。
パワーは十分(40V、コンクリートドリル20mmまで)だけど普段使いには少し重いですね…

残りの穴は3つ。
頼む!おめぇの力を見せてみろ!とすがる気持ちで穴をあけてみると…
…豆腐。
まるで豆腐。
あんなに苦労して時間をかけていたのはなんだったのか。
ここまで変わるの?同じ刃なのに?
18Vの振動ドリルは3本くらいでバッテリーが減ってパワー不足で穴あかなくなってたけど。
全然余裕。
道具はケチってはいけないという事を再認識いたしました。
ケチると命に関わる事もある。
ケチると道具を壊してしまう事もある。
ケチると時間を無駄に食う(人工かかる)。
こうしてまた道具沼にはまっていく真っ当に思えるような理由を見つけるのでした。
~つづく~