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店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)基礎その2 【埼玉県日高市】

  • 執筆者の写真: tette diy
    tette diy
  • 2023年1月13日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年3月23日

型枠づくり

2022.7.25~

工具をおしゃかにしつつも何とか差し筋、配筋を終えました。

生コン打設の為に型枠を設置していきます。


お世話になっている建材屋さんに鋼製型枠は借りることはできるのですが、今回基礎断熱がマストなので「断熱材(スタイロ50mm)を一緒に入れて立ち上がりを打設する」と考えたときにいろいろと不都合がありました。↓

一つ目:丁度いい幅のセパレーターの1ロットあたりの数が多すぎる(1ロット200本入り)。

バラで売ってください…


二つ目:鋼製型枠は450mmと設計した天端レベル250mm(既存土間勾配の一番高いところを基準とする)に比べて少し高い。(打設時のシュミレーションで難儀しそうだった。)


三つ目:レンタルなので気をつかう。


などの諸々の理由で今回はコンパネ型枠にしました。




ウッドショックの影響を大きく受けているコンパネ。

ちょっと前の実に2倍です。

お財布にかなりのインパクト。

手持ちの中古を積極的に使用します。


1枚のコンパネ(サブロク板)を無駄なくミッチミチ(ピンピン?)に使用するということと、既存土間勾配の高低の差分(1/100)を考えて型枠の高さは300mmにしました。

(短手は芯芯で2730mm、土台の幅を150mmとしているのので2730+150=2880なので単純計算28.8mm差があることになります。)


1枚のコンパネから1820が3枚とれます。(ノコ刃厚は誤差ということで…)


まずは外側を設置。


墨を頼りに矩を見て位置決めをして固定していきます。



外側を全部埋める前にスタイロがどんなふうに収まるのかを確認してみました。


肝心な施工方法ですが、土間断熱工法に関する文献というか参考となる施工技術資料が見つからず、画像検索で出てくるいろんな施工写真をかき集めてこんな感じかな?で施工をしております。

うーん…多分大丈夫だろう。3坪だし。


普通に立ち上がりを生コンだけで打設して後から断熱材を何かしらで貼り付けるという案もありましたが(実際そのように施工していると思われる写真も散見された)


・できるだけスタイロと立ち上がりを密着させたい

・スタイロいれとけば型枠があまり汚れないのでは?


という考えでスタイロも一緒に入れるようにしました。


しかしながら後々考えると多少隙間があってもスラブ(土間床部分)を打設するときにノロが入って密着するしそもそも埋めてしまうので…

どちらでもいいのかもしれませんね。




型枠完成!

セパをケチって(というよりも高さが微妙で)1列としてしまったというのと既存土間に勾配が付いているのでタチ(垂直)を出すのに苦労してしまいましたが何とか形になりました。

対角の誤差も2mm。(1/2000以下)

勘弁してください。



続いてアンカー、ホールダウンの位置決めをしました。

世の中にいろんな便利グッズがあるのは知っていますがそこはDIY。

端材でお手製の位置決め治具(のようなもの)をつくって固定します。

これを使うことにより位置決め(水平方向(X,Y)、垂直方向(Z))+おおむねのタチもでます。

更にはセパ代わりにもなるという。一石三鳥です。

(垂直方向(Z)の高さは次の工程で調整します。)





夜の部

アンカー、ホールダウンの位置決めができました。

続いて高さを決めます。

グリーンレーザーとは言えピーカン照りだと見えづらく、レシーバーを使っても作業効率が落ちてしまうので日が沈んでレーザーが目視できるようになってからの作業です。




時期的に蚊の全盛期。

ちょっと後悔。

手早く済ませようとしましたがこんな時に計算ミス発覚。

基礎パッキンの厚みを間違えていました…




天端リスト

というのも今回初めて選定した基礎パッキンは潰れて厚みが変化します。(10mm→最小3mm)

日本住環境株式会社さんの製品です。





わたしの勝手なイメージですが、基礎パッキンといえば厚みがないと心配になりますが、この製品はパッキンが対候性に優れたEPDM(エチレンプレピレンゴム)が筒状(10mm)になっていて土台敷を締め込んでいくと潰れて(3mm)基礎と土台双方に密着します。さらに若干の基礎の不陸、土台の歪みを吸収してくれます。

バチッ!と製材された土台。

ビタッ!と仕上げられた基礎天端。

建築のプロ達であれば不要な心配かもしれませんが、プロDIYの私としては大変ありがたい、不安を解消してくれる素晴らしい商品です。



脱線しましたが結局のところ7mmほど計算ミスをしていたわけです。

別に土台の上に床合板を張るわけでもないのでアンカーが飛び出ても問題は全くないです。

しかしながら飛び出ると癪なので土台天より納まって頂けるように高さを調整した次第です。



なんだかんだあーしてこーしてたら露出している手だけで10か所くらい刺されました。



配筋、型枠が終わりいよいよ生コン打設です。


~つづく~







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