店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)基礎その4 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年3月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年3月23日
立ち上がり型枠ばらし
2022.8.8~
立ち上がり部分の打設終了から数日後、型枠を外してみました。

まぁまぁな感じになりました。
天端のレベルも特段問題なさそうです。
使った型枠も次の為にきれいにしておきます。
続いては店舗の床になる土間コンを打つために準備をします。
前回のブログで「スラブ」と書きましたが、配筋をしていないのでスラブにはならないようです。ただの土間コンですね。「構造上負荷がかかる、重量物が乗る」というわけではないので問題はありません。
この床部分も立ち上がり部分と一緒にやればよかったのでは?と思うところですが、二転三転、あーだこーだ考えに考え抜いて二回に分けて施工することにしました。
理由としては、土台が乗る基礎天のレベルに誤差が生じるリスクを極限したかったというところと、基礎断熱に挑戦したかったというところが大きなところでしょうか。
基礎断熱
店舗セルフビルドをする上で困ったことはいくつかありますが、その一つがこの基礎断熱です。
文字の通り基礎部分で断熱するように施工すればいいという事はわかりますが、その詳細についてはwebで有益な情報になかなかたどり着きません。
基礎断熱という言葉をめぐってはいろんな意見があるようでそれが原因かもしれませんが…
店舗の設計は通常の住宅とは違い小規模ながらも床はすべて土間コン。
床下というものは存在しません。
そのため断熱をするには土間コン内に断熱施工します。
いろいろ調べたところスタイロライナーという商品にたどり着きました。
「軽量嵩上げ工法」なるものに使用されるようです。
使用場所は・・・
工場、倉庫、事務所、店舗・・・
店舗!
ここでいう店舗とはおそらく規模の大きなものを指すのでしょうがベストマッチの予感。
うちの店舗のコンセプトは、
完全室内(湿気ご法度)
熱いの寒いの(特に熱いの)は嫌
床は土間コン(カッコいいし汚れに強いから)
すべてがつながった気がしました。
下からの湿気もスタイロ100mm+土間なら心配なさそう
さらに断熱材+空気層+土間コン蓄熱で快適そう
「○○そう」という憶測の域を出ませんがもう決まりです。
しかしながら…
スタイロフォームはそこら辺にありますが、スタイロライナーというものは量販店には存在しません。
問屋さんを介さないとおそらく手に入らないのでは…
それに掛け率もきっと高いだろうし…
と思ったところ…
自分でスタイロフォームを切って作ればいいんじゃね?
そう思った瞬間近くのホームセンターに軽トラを走らせるのでした。
スタイロフォームを敷き詰める

近所のホームセンターの在庫を買い占めてきました。
厚みは50mmで一段部分をスタイロライナーもどき。
二段部分を隙間なく敷き詰める構想です。
早速切り刻みますがここで問題なのがスタイロの切り方。
一度丸ノコでウィーンとやったことがありますがひどいことになりました。
全身粉だらけ。
調べて出てくるのは
「ピンピンのカッターを水で濡らして切る」とか
「シャリシャリのカッターに556吹いて切る」といったもの。
いろいろ試してみましたが…
まぁ新品のカッターで切れば必要十分でございました。
水分などは一度刃を入れるとなくなって都度つけないといけないので面倒でやめました。
スタイロライナーにならって100mmに切ったスタイロフォームに接着剤をつけて貼り付けていきます。
使ったのはセメダインの発泡ポリスチレンボード用接着剤(PM525)
対セメントだとほぼ一択です。
最初はたっぷりと丁寧につけていましたが…

こりゃぁたんねぇなという事でちょんずけになってしまいました。
この手のあまり需要がない?製品というのは結構お高いものでしてしっかり付けたら接着材だけで結構な値段になってしまいます。
打設完了までズレなければいいわけですし。
それを言うと普通のコーキングでもよさそうな気はしましたが…

ピッチが合わなかったので一部ズレています。
電気の配線計画はすべて上から降ろすつもりなので基礎内CD管は施工無しです。
しかし念には念を。使用するつもりはありませんが建物の長手方向にPF管を忍ばせておきました。
本家スタイロライナーにならいました。
2段目はちゃっちゃと済ませました。
びんぼー症なのでつぎはぎ多めになりました。
継ぎ目はコーキングで土間打ちを乗り切ります。

型枠設置
いよいよ型枠を設置します!
…といっても立ち上がりがあるので一か所のみ。
建具のレール部分をふかしておきます。
この建具も店舗セルフビルド難関ポイントですが…(後述)

土間をどのレベルにするかレーザーで高さを出します。
ここまで出来たら天気を見て生コン配達の連絡をします。
Xデーは2日後。
万全の準備をして挑みます。
~つづく~