店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)刻み その2 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年3月23日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年3月26日
構造材到着
2022.8.29
7月の中旬に発注をしていた構造材が届きました。

合わせて羽柄材も発注していましたが工程が進んでから納めてもらう段取りです。
品定め、というわけではありませんが、一応寸法を確かめておきます。
特段の指示をしていたわけではありませんが…
寸法は105mmというよりは106mm弱という感じ。
少し気にしておかないとという感覚。
直角はもちろんでっかいすごい木工機を使っていると思いますのでばっちりです。
安心して墨付け、刻みができそうです。
墨付け
早く刻みたいところですが、正確に墨付けをしないと後々苦労するばかりか材を無駄にしかねません。
図面を見ながら1本1本何回もチェックしながら進めます。
3坪のロフト付きといえども構造材の点数は60本弱
結構時間がかかりそうです。
まずは小手調べに管柱から…
同寸法が多いのでバカ棒を使います。
職人様っぽいネーミングセンス。
バカなのは棒じゃなくて使う人の方を指します。
しかしながらこの手の道具を使う目的は数字が覚えられないからとかそういう事ではなく、僅かな誤差を極限するためでしょう。
「誰がいつやってもあまり誤差なく印付けられる棒」とでもいいましょうかー
ロフトの管柱が終わったら続いて1階部分の管柱です。
長いだけで加工はホゾしかないのでサクサク進みます。
慣れてきたころに四隅の通し柱の墨付けです。
胴差との仕口は小根ほぞ差しの込栓打ちにしました。
以前に作った構造物は数年前の薪棚 ですが、そのときの傾木大入れ全短ほぞ差しからするとステップアップしてます。
ステップアップというよりは同じことをやっても仕方がないなという考えです。
込栓も隠れてしまい、場所によっては切り落とさないといけませんし、金物併用なのでなくてもいいんですが…
工期短縮のためには余計な加工ですね…
本当に急いでいるのか?と思いますが「決めた以上はやりきる、迷ったときは面白い方」
と決めているんです。
墨付けの大ボス胴差
店舗セルフビルドの難関ポイントの一つ
それが「胴差」です。

※胴差・・・2階の床の高さで、建物の周りをぐるりと巡る横架材のこと。
人とか場所によっては「梁」と一緒くたにされるものです。
今回の設計では火打ち梁も手刻みで行います。
すべての火打ちが見える(化粧といえば化粧)のでそれをスチール火打ちなどにしたら雰囲気ぶち壊しもいいところです。(勝手な意見です。すみません。)
使ったら最後。「手刻みです」などといえたものでしょうか?(金物は随所で使用しております。すみません。)
しかしどういう構造、仕口にすればいいのだろうか…
よくある(といっても調べて出てきたの一か所)火打ちだとなんか滑りそう?でちゃんと効いてるのか心配だし…

いろいろ調べてかなり悩んで、夢の中でも考えて引いた図面は…
金物を使わないどころか雇いと込栓で火打ちと胴差を緊結するという設計です。
図面を引いているときはあまりわかりませんでしたが、実際に墨をつけてみると…
これ…
刻めんの?
まぁ、形にはなると思うけど…
ちゃんと入る…?
やりすぎたかな…
まぁ、できなかったらその時はその時でしょうー
何とか60本弱の墨付けが終了しましたー
いよいよ刻みます。
~つづく~