店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)建て方 その1 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年6月11日
- 読了時間: 3分
建て方始めました。
2022.10.8~
土台敷きは1本アンカーをなめてしまいましたが無事に終了。
ついに、3週間くらいかかって頑張って刻んだ50本くらいの構造材を納めていきます。
別にどこかで習ったわけではありませんので(縁あって石場建のヨイトマケ、建て方の応援に行ったことはあります。)「こんな感じだよね」で進めていきます。
高々3坪なので四方差しの大黒柱も存在しませんので大したことはありません。
しかし、問題がないということではありません。
今回の構造材で一番重いものは4m弱の3寸5分×7寸の胴差です。
体重計に乗って測ったところ30キロ前後でしょうか。
それをGLから約3メートル上に人力で持ち上げる(一人で)というのはフィジカルに恵まれていない私にとっては結構なハードルだという事は容易に想像がつきました。
30キロの米袋を持ち上げるのとはわけが違います。
長さがある分、高所で少しでもバランスを崩すと間違いなくもち直すことはできないでしょう。
ラフター、ユニックなど何かしらを使えば用意かつ安全なのはわかっていますが、コストはできる限り削減したい。
そして工程を進めているうちにすべての工程を自分の手でと考えるようになりそれらを使うのはちょっと違うな(ズル?)と思ってしまった為違う方法を考えることにしました。
(そもそも3坪くらいで使うのもいかがなものか…)
いつも通りwebで調べていると…
最適解と思われるシステムが見つかりました。
単管パイプやぐら
その名の通り単管パイプを3本やぐらに組んでその頂点に3脚ヘッドなるもの付けます。
そこにウィンチを吊るせばハイ出来上がり。

本当はリモコンで遠隔操作できるやつが良かったけど多分ユニックレンタルする方が安くなるような値段だったので諦めました。
注意すべき点はリモコンケーブルの長さが1.5mとか吊りワイヤーの長さより短いというわけのわからない製品が存在するという事です。
少し値が張るけどリモコンケーブルが5mの物を選びました。
下で組んで(ボルトである程度固めて)全部吊ってしまえば楽かなーと思ったのですが、ちょっとスペース的に厳しいということと、ウィンチの能力的にギリギリかなと思ったので通し柱(隅柱)は後で組む段取りにしました。
胴差吊ってみた
間の柱を立てて早速胴差を吊ってみることに・・・

あー・・・
高さがたんねぇ・・・
いや、わかってはいましたよ。
スペース的に既存の建物(鎧張りの倉庫)と干渉するのでこれ以上やぐらを大きくすることはできないし、これ以上角度つけて高くするのも無理。
という事であと300mmほどは人力で納める他ありません。
一番機械に頼りたいキツイところなんですがね…

はい。
納まりました。
ちょっと界○王拳(3べぇ)使いました。
続いて隅の通し柱を入れてみることに…

ここはすんなり納まっていただけました。

調子がでてきて反対側もさくっと。
道路側に倒れるのが怖いので短手をつなぐことに。
ここで問題なのがやはり「一人」という事でしょうか。
構造をつなぐときに両側から叩かないと反対側のホゾが抜けてしまいます。
ということである程度まで納めたらラッシングで固めながら叩いて納めました。

そんな感じで1Fの柱、胴差が無事おさまりました。

普通建て方というと人数を入れて短期間で終わらせるものですが、一人では限界があります。(大工さんでもありませんし)
管柱、梁、母屋、棟は日を改めることにしました。
上棟はもう少し先になりそうです。
~つづく~