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店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)建て方 その2(上棟) 【埼玉県日高市】

  • 執筆者の写真: tette diy
    tette diy
  • 2023年6月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年6月20日

引き続き建て方

2022.10.11


柱14本を立てて、胴差も入れてとりあえず一安心。

ボルトも入れたしどうにかなることはない状態になりました。






金物?込栓?両方。

少し雑談です↓

今回構造を固めるためにボルト等(羽子板とか)金物を使用しますが、込栓も併用しています。

+αで手間がかかる込栓ですので「自己満足」の割合が多いと思いきや、ちゃんと「寄せる」という働きもあります。


この働きが結構ありがたい。

建て方の時プロの方々は母屋の上とかひょいっとのって、体重を構造にかけながらかすがいを打ち込むそうですが、(自分もやってはいますが56kgぐらいなので…)構造材の反りとか加工精度によっては体重くらいではよってくれないこともしばしば。それをそのまま金物で固めてしまうのもちょっと気持ち悪いな・・・

という時にしっかり加工できていればきちっと寄ってくれるわけです。

まぁ、当たり前といえばそのとおりですが、この満足感が醍醐味というか、自分でやる良さですね。


ボルトを通すための穴あけですが・・・

すこしばかり苦手です。

これも金物を使うのであればごくごく当たり前の加工なのですが・・・



通すボルトはM12(実寸11mm強)それに対しあける穴は15mm。

ドセンターにあけれることができれば全方位に2mm弱はマージンがあるのですがなかなかそうはいきません。

少し油断すれば2mmほどずれるなんてことは朝飯前です。


手持ちのスターエムさんのルーロー(ドリルスタンド)は軸ブレ(構造上仕方ないやつ)があるのでこういった加工はちょいと向いていない。(使わない方がまっすぐ開く)

ドリルスタンドなるもの(ハイコーキさんの割と最近のやつでなんかいいやつある)もありますがなんかそれをわざわざ使うほどでもない。(でもほしい)


なんだかんだ治具の類に頼ることをせず自分を信じて加工をしました。

最初が肝心なので慎重に垂直を見ながら掘り進めて微調整をしながら反対側に錐の先端が出るまで開けます

そうしたら今度は反対側から小さく空いた穴に錐を突っ込んで開けると両側共きれいに開いてくれます。

ほぼ例外なく金物は隠れるので無理やり開けて多少めくれてしまっても問題ありませんが・・・

「不必要断面欠損駄目絶対」という方はどう思っているんでしょうか。

気になるところです。



精度も速度も出てきて、もっとやりたいと思った頃はすべて開け終わっています。

「慣れてきた頃はもう終わる頃」DIYの常ですね。



床梁入れます

横道にそれましたが床梁を納めていきます。

梁の位置的にやぐらを基礎の中に入れないといけないので脚の位置がシビアになってきます。

梁を納めた後に脚を抜かないとやぐらが外せないなど手間はかかりましたが特に問題なく終了。

梁成は同じ7寸ですが短手なので軽く感じます。





すべて床梁を入れ終わりました。

注意すべきは床梁が交わるところはスタッドボルト(全ねじボルト)を

先に仕込んでから納める事でしょうか。




化粧部分にはもちろんパイプ羽子板かくれんぼを使います。





順調に作業を進めていたのですが一抹の不安を感じていました。

一抹というよりは数ある不安の中で一番近くにいる不安とでも言いましょうか。

この工程を過ぎるともうやりようがなくなってしまうので決心を迫られていました。


それは「小屋束を増やすかそのままで行くか」という問題です。



当初の設計ではロフト部分(半分に分けた右側)をできるだけ広くしようと小屋束を入れていませんでした。

ただでさえ狭いロフトのど真ん中に柱があると結構な存在感というか邪魔だなと考えての事です。


もちろんあるに越したことはないのですが、屋根材もガルバだしそんなに重くないからなくても大丈夫だろうという算段です。


しかしもう後戻りはできない。追加する最後のチャンス・・・


角のみを担いでほぞを追加。

急いで小屋束を一本追加しました。


なかなかの光景。重かった。

胸のつかえがとれたのかその後はサクサクと進みました。





祝上棟!

ついにその瞬間がやってきました。

青空で墨付け、刻みをして建て方をすること1か月。

上棟です。


近所に住む妻のお父さんも見学がてら参加してもらい上棟しました。


屋起こしとか金物の締固めとか、込栓とかいろいろやることはあるけどとりあえずオッケー!

気分上々で晩酌をするのでした。



~つづく~

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