店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)建て方 その3(屋起こし) 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年7月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年7月29日
屋起こし
2022.10.11
「その2」で上棟まで書きましたが、組んだ構造材を垂直にする屋起こし(立ち起こし)も道具がないなりにも行っています。
普通の建て方で使用される屋起こし専用の道具(強力突っ張り棒みたいなやつ)や風防下げ振りなんかはそれぞれ数万円して3坪の小屋を建てるにはオーバースペックというかもったいなさすぎるので、適当な木っ端と普通の下げ振りで代用しました。
まずは1F部分の屋起こし。
下げ振りでどれほどずれているか確認してみます。

うん。ちゃんとずれてる。
30mmで矩が出ている状態ですが下げ振りがさしているのは10mmくらいずれてますね。
胴差の下から垂らしているので高さは約2000mm
ずれを計算すると0.6度ほど倒れています。
10mmと聞くとかなりずれてるな。
と思いますが0.6度と聞くと大丈夫なんじゃないの?
とも思います。
3坪だし。
木造だし。
別にこのままでも倒れないし。
セルフビルドだし。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
しかしながらのちのちの面材なんかを張るときに矩が出ていた方が気持ちよいので少しばかり手間をかけます。
というわけでこんな感じに胴差と土間につっかえ棒をして少しずつ叩いてきます。

奥様に下げ振りを見てもらいながらコンコン・・・

決まった!と思ったけどコンマ5mmずれてますね。
そこそこ、いやかなり細かい人間なので気になります。
こんな感じで全体を修正してから仮筋を入れて1Fは終了です。
管柱(胴差上)の屋起こし
1F部分は柱の上も下もホゾに収まっているのでかなり作業しやすかったのですが、母屋はまだ決まっていません。
どうしたもんかと少し考えます。
正しいやり方等知らないので結果オーライならいいでしょ戦法でいきます。

寸法が決まってるところは棒を突っ込んだり、先に仮筋で固めたり何とかしてラッシングで引き寄せたところを固定するという作戦です。

10mmくらいずれています…
引き寄せたり…叩いたり…なでたりすると…

この通り。
あまり力をかけすぎてもいけないのでその点も注意します。

水平器でも確認しておきます。
概ねあってそうです。
加工精度も相まって少しパワープレイをするところもありましたが
そこは木造のいいところ。
というわけで次の工程(天井)に移るのでした。

~つづく~