店舗(ドライフラワーショップ)DIY(3坪+ロフト)木工事 その2(屋根通気・ルーフィング) 【埼玉県日高市】
- tette diy
- 2023年9月9日
- 読了時間: 4分
2022.10.19
先張りの天井を張り終えたらすぐに垂木と面戸の工程に入ります。
天気はここ1週間ほど晴天が続くそうですが早く安心したいのでルーフィングまで駆け抜けたいところです。
垂木は入れる断熱材に合わせて筋交いと同じ寸法のものを採用しました。(90mm*45mm)
屋根もさほど重くない(といっても断熱+通気層+ガルバ)ので十分かと思われます。
ピッチは455と標準。

通気層と断熱層
面戸板は水上と水下で二重に入れる設計です。

というのも軒天がないので壁の通気層をぶつけるところがありません。
というわけでそのまま屋根の通気層にぶつけてしまおうというわけです。
内側の面戸板は断熱材の仕切りとして、外側の面戸板は通気層と外側の仕切りとしています。
ケラバ側の通気は壁を立ち上げて屋根にぶつかるところに捨ての垂木を入れて断熱層、通気層の境界にするという設計です。
この設計が一般的なものかはわかりませんが…用は成すでしょう。
(一応いろいろと調べましたが、一般的な住宅には軒天があるようだし、軒天がないような建物は通気層もないようでして…それ以前にこの辺りは各ビルダーさんの腕の見せ所?と言いますか、他業者との差別化を図るブラックボックス的な場所だと思われます。つまりは表に出てこない部分といえます・・・苦労しました。)
垂木はもちろんタルキックⅡで留めていきます。
当初転び止めは入れないつもりでしたが、断熱材の下がり抑制もかねて真ん中だけ入れることにしました。

断熱材を入れる
垂木が終わったらすぐに断熱材も入れていきます。
材料手配の関係でスタイロではなく壁と同じグラスウールです。
2寸勾配とは言え下がってこないように少し多めにタッカーで留めます。
タッカーでバシバシやってたら奥様(店主)が「楽しそうだからやらせてー」と途中参加。
太陽燦々。
ありがたい。
ここで雨に降られたら発狂ものです。
野地板を張る
断熱材を入れ終えたら面材で蓋をします。
このもう一つ上に通気層が来るので捨て野地というやつです。
どうせなら全部無垢材でと思いましたが、ここはスピード重視。
鉄砲でバンバン留めていきます。

しかしながら軒天がないため軒部分は下から見えがかりますので化粧野地板を張りました。
スピードと意匠の落としどころですね。
ここで意味があるかないか、そもそも悪さをしてしまうのかはわかりませんが防水透湿シートを張っておきました。施工中の朝露対策、施工完了後万が一の漏水対策も兼ねられたらーーーという考えです。

これで断熱層の施工完了です。
屋根通気層
日をまたぎ屋根の通気層を作っていきます。

通気層は30mmにしました。
野縁(インニッサン)でーーーと思っていましたが垂木の上にしっかり乗ったほうがいいかと思い急遽製材(30*45)しました。
間柱を割いて分決め。
分決めは奥様(店主)担当。
垂木の真上に来るように材を留めていきます。
一応墨打ちしました。
垂木から拾っていきますが曲がりもあり少しずつずれが…
この程度のずれはずれではないと言い聞かせながら「いい塩梅」にします。
野地板を張る前に壁の通気層からぶつかってくる穴にメッシュを張りました。
メッシュのカットも奥様(店主)担当。
なかなか働いてくれます。
このメッシュは防虫用です。(施工後に覗いてみたらカメムシがメッシュに張り付いてました・・・セーフ。)
破風・鼻隠し
このタイミングで野地板より先に破風と鼻隠しをつけます。
というのも仕上げ材(ケラバ板金)と木部を少し(5分くらい)離すため野地板勝ちにしたかったからです。
足場はないし、手は長くないし、3本ないので納めるのに多少頭を使います。
板金で隠れないところは真鍮釘で留めました。
ルーフィング
これで野地板を張ってルーフィングを張ったらとりあえず一安心です。
ルーフィング後に仕上げ材の割り付けをしておきました。
9枚(働き455)なんですがね。
念には念をです。
垂木からルーフィングまで一気に駆け抜けるーーー
なんていってましたがしっかりと時間がかかりました。
次の屋根工程はいよいよ板金です。
材料が届くまでほかの段取りを進めることにします。

~つづく~